ログインへ | カート | 初めての方へ |
記事詳細
|
ナイヤビンギ・ドラミングの第一人者、カウント・オジー(Count Ossie) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2017年8月14日 ソース: jamaicaobserver.com 関連: ジャマイカ、オールディーズ60's-70's、ミュージシャン |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1959年、まだ駆け出しのプロデューサーだったプリンス・バスター(Prince Buster)はフォークス・ブラザーズ(Folkes Brothers)によるドラムが陽気に鳴り響く‘Oh Carolina’をレコーディングするためJamaica Broadcasting Corporationのスタジオにミュージシャンを集めた。
その中にはラスタファリアンたちが多く住んでいた東キングストンのワレイカ・ヒルズからやってきたカウント・オジー(Count Ossie)とドラマーたちの姿があった。 この曲はジャマイカにおいて、ナイヤビンギのドラミングを大々的にフィーチャーした最初の作品だ。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カウント・オジー、本名オズワルド・ウィリアムス(Oswald Williams)は1976年に交通事故でこの世を去っている。彼は故郷のセント・トーマスからロックフォートへ向かう途中だったという。
当時まだ50歳だったカウント・オジーは伝統的なラスタ音楽の唱道者たちの道を開いた。1940年代前半、早期ラスタファリ運動の中心地だったウェスト・キングストンで彼は日常的にドラムのセッションを始めた。 1944年にワレイカ・ヒルに拠点を移し、この集いは1950年の暮れから1960年代早期にかけて盛んに見受けられた。彼らの集い、通称“グロウネーションズ(Grounations)”にはトロンボーニストのドン・ドラモンド(Don Drummond)やリコ・ロドリゲス(Rico Rodriguez)などトップ・ミュージシャンたちの姿もあり、セッションに参加したり、ただ遊びに訪れていたりしたという。この集いに参加したものたちはルーツ・ミュージックとラスタファーライについて学んでいった。 カウント・オジーのグループには、1961年に政府主催のアフリカへの調査団のメンバーだった彼の生涯の友人、フィルモア・アルヴァランガ(Filmore Alvaranga)もいた。 公式にはカウント・オジー・アンド・ザ・ミスティック・リヴェレーション・オブ・ラスタファーライ(Count Ossie And The Mystic Revelation Of Rastafari)として知られるこのグループはワレイカ・ヒルズとその近隣に位置する、音楽の中心地として栄えたロックフォートのために貢献した。この即興のジャム・セッションで生まれたサウンドはドン・ドラモンドが中心人物として名を連ねたグループ、スカタライツ(Skatalites)によりスカの曲へと生まれ変わっていった。 MRRは1970年代早期に他のナイヤビンギ・パフォーマーたちをインスパイアした「Grounation」と「Tales Of Mozambique」という影響力の強い2枚のアルバムをリリースしている。影響受けたアーティストの中には70年代に画期的な楽曲とアルバムを世に送り出したラス・マイケル・アンド・ザ・サンズ・オブ・ニガス(Ras Michael And The Sons Of Negus)もいた。 MRRはまた、1976年にリコ・ロドリゲスがリリースした素晴らしいアルバム、「Man From Wareika」に大きな影響を与えたとされている。彼らはトロンボーニストのナンボ・ロビンソン(Nambo Robinson)などがミュージシャンを志すきっかけを与え、Kingston Technicalの学生で後にムタバルーカ(Mutabaruka)として知られるアラン・ホープ(Alan Hope)など黒人意識運動に傾倒する若者達を導く役割も果たした。 1995年、当時無名だったディージェイ、シャギー(Shaggy)による‘Oh Carolina’カヴァーでカウント・オジーの作品は再評価された。アルヴァランガを含む複数のメンバーはオリジナル・ヴァージョンのプロデューサーがプリンス・バスターか否かをはっきりさせるため、裁判沙汰になったりもした。 サム・クライトン(Sam Clayton)に率いられ、MRRは1990年代にヨーロッパ全土でツアーを行い、好評を博した。このグループは現在カウント・オジーの息子、デルロイ‘タイム’ウィリアムス(Delroy ‘Time’ Williams)と彼の娘であるモジバ(Mojiba)が中心となり活動を行っている。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ソースURL: http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/count-ossie-and-the-mystic-revelation-of-rastafari_106652?profile=1116 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※当サイト掲載の記事及びコンテンツについて私的利用を超えた範囲で無断に転載及び再配布することを固くお断りいたします。 |
Copyright © 2024 Dub Store Sound Inc. |