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ペントハウス(Penthouse)のプロデューサー、ブジュ・バントン(Buju Banton)について語る
2018年1月22日 ソース: jamaicaobserver.com
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ジャマイカで行われる有名なショーのほとんどで、アーティストたちが現在服役中のブジュ・バントン(Buju Banton)に敬意を表する場面を目撃する。そしてアメリカの刑務所から釈放される日が近づくにつれ彼への賛辞を口にするものは増え、期待が高まってきている。一方、10年シーンから遠ざかっていた彼がカムバックできるのか疑問視する声もある。

その声に動じない1人がブジュ・バントンを長きに渡りプロデュースしてきたペントハウス・レコーズ(Penthouse Records)の責任者であるドノヴァン・ジャーメイン(Donovan Germain)だ。
「どの世代にも天才的なアーティストがいる。ブジュはまさしくそのアーティストだ。いつも言っていることだが、いい作曲家はどの時代に行ってもいい作曲家になれる。だから彼のリリックを活かし、古くからの彼のファンを喜ばせ、またより若いオーディエンスたちに彼を認知させることが出来る作り手側にかかっている。しかし、彼が万人を満足させられることに関して私は疑いを持っていない」とジャーメインは語る。

ブジュ・バントン、本名マーク・マイリー(Mark Myrie)は現在ジョージア州のMcRae Correctional Facilityで刑期を送っている。彼は2009年にコカイン関連の罪で有罪判決を言い渡された。収監される数日前数日前、彼のアルバム、「Before The Dawn」はグラミー賞のBest Reggae Albumカテゴリーを見事受賞した。当初10年だった薬物関連の罪は1年減り、今年の12月8日に釈放される予定になっている。

「彼が1番にやりたいことはアルバムをレコーディングすることだと聞いた。このアルバムのリリースにはたくさんの疑問が渦巻いている。歌詞は刑務所の中で経験したことが主だろう。彼のことだからレコーディングしたい曲の歌詞を1冊にまとめてあるのだろう。スタジオに入るときいつも即興ではなく、自分で書きとめた物を持っていた。だからリリックは洗練されていた。そして10年の経験が素晴らしい作品を作るに違いない」とジャーメインは話す。

彼が釈放された半年後には彼の新しい音楽を耳にすることが出来るだろうとジャーメインは言う。

「彼は私のためにヴォイシングしてくれるだろう。レンキー(Lenky)も彼と仕事をすると言っている」と彼は話す。

ジャーメインはアシスタント・エンジニアのスタンピー(Stumpy)を介して若き日のブジュ・バントンに出会った。ブジュの初めてのヒット曲‘Bogle’で彼はこの2人の名前を呼んでいる。ジャーメインは彼の第一印象を今でも覚えているという。

「彼の若々しい才能にただ魅了された。しかし過密地区から出てきた若者らしく、リリックはバッド・ボーイ・カルチャーのことばかりだった。しかしそこには確かな才能があり、必要だったのは彼に他の世界を見せてやることだった。私たちが最初にヒットさせたのは‘Browning’だ。“’Til Shiloh”は 85%を私がプロデュースした。このアルバムは前作に比べて良い変化になった。そして彼がラスタファーライにのめり込んでいく様子が伺える。彼のリリックは非常に説得力があり、曲が上手く彼の言葉とマッチしていた」と彼は話す。

1曲ブジュ・バントンのお気に入りのトラックを選ぶことをジャーメインは拒んだが、メッセージ性と説得性の観点から‘Untold Stories’を挙げた。

「業界はブジュを待ち望んでいる。レゲエにはあのレベルの歌が必要なのだ」とジャーメインは語った。

↓Buju Bantonのデジタル配信でのリリースは下記のリンクより↓
https://www.reggaerecord.com/download/jp/item_list.php?artist=Buju+Banton



ソースURL: http://www.jamaicaobserver.com/splash/bracing-for-buju_122869?profile=1116

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