mReggae.com: デニス・ブラウン(Dennis Brown)を再ブレイクさせた名曲'Here I Come'

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デニス・ブラウン(Dennis Brown)を再ブレイクさせた名曲'Here I Come'

2018年2月19日　ソース: jamaicaobserver.com
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デニス・ブラウン(Dennis Brown)は晩年、自身のライヴ・パフォーマンスのオープニング曲は決まって‘Here I Come’だった。そしてこの曲は彼を代表する1曲になった。この曲のオリジナルは1977年のアルバム、「Wolves And Leopards」に収録されたが、ファンの間で一般的に知られているのは1984年にタッド・ドーキンス(Tad Dawkins)がプロデュースした方だろう。

スロウなワン・ドロップのリズムのオリジナルはウィンストン‘ナイニー’ホルネス(Winston ‘Niney’ Holness)がプロデュースを行った。ドーキンスがプロデュースした方はアップテンポでDJやサウンド・システムのセレクターに人気があった。

「元々オリジナルの曲のファンだった。そこで我々はデニス・ブラウンにもっとソウルフルなヴァージョンを歌ってもらうことにした。そしてリズムも少し早くした」とドーキンスはジャマイカ・オブザーヴァー紙に語っている。そしてスライ・アンド・ロビー(Sly And Robbie)がこの曲に足りなかった勢いをプラスした。

ドーキンスは自身がプロデュースしたもののおかげでオリジナル・ヴァージョンが再評価されたことに驚きはないという。

「それは全くない。デニスが心と魂を込めて歌った曲だったからだ」と彼は語る。

「Wolves And Leopards」はデニスが発表したアルバムでベスト・アルバムと名高いが、ドーキンスは‘Here I Come’をホルネスがプロデュースした作品の中でも最高傑作だと考えているという。興味深いのは1997年のオブザーヴァー紙とのインタビューで、活動したプロデューサーの中でホルネスが1番だったとブラウンが語っていたことだ。‘Westbound Train’、‘Cassandra’、‘No More Shall I Roam’などの曲はホルネスがプロデュースしたものだ。

ドーキンスが初めてブラウンに会ったのは1980年の早期、ブラウンは当時A&Mレコーズ(A&M Records)と契約していた。ジョン・ホルト(John Holt)とのバラード、‘Wild Fire’や‘If This World Were Mine’などを含むこの時期にブラウンが放った良質な楽曲でこの2人は信頼関係を深めていった。

1999年、44歳でブラウンがこの世を去って以来、ドーキンスのレーベル、タッズ・インターナショナル(Tad’s International)はブラウンのキャリアでもっともヒットした楽曲をフィーチャーしたコンピレーション・アルバムを複数リリースしている。その最新作は昨年の5月にリリースされた「Dennis Brown: The Inseparable Reggae Family」だ。

憧れていたジョン・ホルト、アルトン・エリス(Alton Ellis)、デルロイ・ウィルソン(Delroy Wilson)らと同様にブラウンも32年のキャリアの中で複数のプロデューサーたちの下で数え切れない楽曲を録音した。しかし彼の晩年に制作されたものは全盛期だった70、80年代の作品に比べ質の低いものだった。

ドーキンスはブラウンが複数のプロデューサーと制作活動を行ったことが彼のキャリアを傷つけたという意見を否定する。

「彼は素晴らしい作曲家であり、シンガーだった。彼が異なったプロデューサーたちの下で快く録音したのは新しい発見をしたかったからだ」と彼は話した。

↓Dennis Brownのデジタル配信でのリリースは下記のリンクより↓
https://www.reggaerecord.com/download/jp/item_list.php?artist=Dennis+Brown

ソースURL: http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/dennis-brown-8217-s-second-coming_123853?profile=1116


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