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インナー・サークル(Inner Circle)の音楽の原点
2018年5月18日 ソース: m.jamaicaobserver.com
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1960年代、アメリカとカリブ諸島では黒人至上主義運動の夜明けを迎えた。その10年後、ジャマイカではラスタファーライ運動が盛んになっていった。

多くのジャマイカの若者たちはラジオ放送や街角で行われていたディスカッションに参加することで市民権主張への関心を持って行った。インナー・サークル(Inner Circle)の創設メンバー、イアン(Ian)とロジャー・ルイス(Roger Lewis)、サード・ワールド(Third World)のマイケル‘アイボ’クーパー(Michael ‘Ibo’ Cooper)、現 Opposition and People’s Party(PNP)のリーダーのピーター・フィリップス(Peter Phillips)は当時 Jamaica Collegeの生徒だった。
「私たちはこの国におけるより平等な、すべての人々のための社会を作っていくという革新的な考えに影響を受けた世代の生徒だった。それはインナー・サークルが目指すところでもあった。60年代後半の Jamaica College は闘争の支柱を担っていたと言われてさえいた」とフィリップスはジャマイカ・オブザーヴァー紙に語っている。

インナー・サークルは自由主義に影響を受け、それを音楽に反映させていったと彼は語る。

「学校では彼らの成績は私より少し低かったが、我々みな当時起こっていたことに大きく影響をされた。卒業すると彼らは権利獲得を歌う音楽に従事していった」と彼は語った。

インナー・サークルは当時の総理大臣候補のマイケル・マンレー(Michael Manley)が1971年、ジャマイカ全土で行った総理大臣選挙キャンペーン、PNP Bandwagon に参加した。マンレーは 1972年、総理大臣に就任している。

リード・シンガーのジェイコブ・ミラー(Jacob Miller)は1975年にこのグループに参加しヒット曲を量産した。

フィリップスは特に‘Disciplined Child’と‘I Shall Be Released’が個人的なお気に入りの曲だという。ミラーは 1980年3月、交通事故でこの世を去ってしまった。

大臣職を経験したこともあるフィリップスはノース・マイアミにあるCircle House Studioを訪れルイス兄弟と再会した。

「世界屈指のスタジオ、そしてジャマイカン・ミュージックの寺のようなところだった」と彼は語った。



ソースURL: http://m.jamaicaobserver.com/splash/-8216-more-power-to-inner-circle-8217-_132302? profile=1116

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