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リード・ヴォーカル脱退のレイジング・ファイア(Raging Fyah)の行く末は…?
2018年7月20日 ソース: jamaica-gleaner.com
関連: ジャマイカ、コンシャス・ラガ、ミュージシャン、動画
先週、アルバム、「Everlasting」で2017年度のグラミー賞Best Regggae Album候補にも選ばれたグループ、レイジング・ファイア(Raging Fyah)のリード・シンガーのKumar Bentが脱退を発表した。このバンドは今週の土曜日にモンデゴ・ベイのCatherine Hall Entertainment Centreで行われる予定のReggae SumfestのReggae Nightでパフォーマンスすることになっているが、果たして彼らが予定通り出演するのか彼ら自身はまだ明らかにしていない。もし彼らが出演するとしたらリード・ヴォーカルの問題はどうなるのだろうか。このバンドの将来を左右するこの問題についてバンド、チャリス(Chalice)のウェイン・アーノルド(Wayne Arnold)は過去を活かし未来につなげるべきだとアドバイスを送った。
「彼らはバンドが今まで築き上げてきたサウンドを忠実に再現しつつ、さらに自分のものに出来るような柔軟性を持ち合わせたヴォーカルを見つけなければいけない。彼らは1つ上を目指さなければならない」とアーノルドはグリーナー紙に語っている。現存の楽曲を歌うことだけでなく、新しい曲作りの必要性もある。アーノルドは「Kumarはいい作曲家だった」とも語っている。

一方、Bentが脱退するということは2つの異なったバンドとアーティストが同じ曲をステージでパフォーマンスするという可能性が出てくる。Bentがソロとして活動を続けるのであれば、彼のファンたちは‘Judgement Day’や‘Running Away’などレイジング・ファイアの代表曲を期待するのは間違いない。これはジャマイカのポップ・ミュージック界ではまれなことだ。前例としてはヘプトーンズ(Heptones)の前リード・シンガーであるリロイ・シブルス(Leroy Sibbles)やブラック・ユフル(Black Uhuru)のメンバーなどがいる。

ジャマイカのバンドとしてリード・シンガーを失ったケースで最も有名なのは、チャリスが結成された1980年に他界したボブ・マーリー(Bob Marley)だ。続いてサード・ワールド(Third World)のウィリアム‘バニー・ラグス’クラーク(William 'Bunny Rugs' Clarke)が挙げられるが、A.J. BrownやJunior Jazzをフロントマンとして起用しバンドは活動を続けている。40年近く活動を続けるチャリスでは2人のヴォーカリストが代わった。1984年にRobi Peart、その10年後にTrevor Roper、そして現在はDean Stephensがこのバンドのリード・シンガーを務めている。当初メンバー交代はチャリスにとってマイナスだと思っていたとアーノルドは言う。しかしリード・シンガーが1人に固定されなったことが結果としてバンドにとってプラスになっていたという。

彼らのファースト・アルバム、「Blasted」では4人のリード・シンガーがいた。歌える者が歌うというアプローチをとったのだ。その結果、Roper、Peart、アーノルド、キーボード・プレイヤーのMikey Wallaceがマイクを握った。「レコード会社には固定のヴォーカルがいないと言われた。Robiがこのバンドを脱退したとき彼に代わる人間を見つけることができなった。彼はオーディエンスをくぎ付けにすることができたアーティストだった。Trevorはいいパフォーマーだったが、Robiには個性があった。Trevorがバンドを抜け物事がうまくいかない時期があった。Trevorはいいショーマンでありいいギタリストだった。Dean Stephensと出会えたのは幸運だった。彼にTrevorのようになる必要はないと言ったが、彼にはTrevorに似た部分がたくさんあった。Deanはノース・コーストでの活動経験があったが、キャバレーのシンガーという感じはなかった。Deanは素晴らしいほどこのバンドに合っていた。彼は自分の個性をバンドに取り入れたがそれがうまくいったのだ」とアーノルドは話す。

Wallaceは1999年、Peartは2015年に他界している。

チャリスとレイジング・ファイアには共通点のキーボード・プレイヤーのDemar GayleとドラマーのAnthony Watsonというメンバーがいる。

↓Raging Fyah のデジタル配信でのリリースは下記のリンクより↓
https://www.reggaerecord.com/download/jp/item_list.php?artist=Raging+Fyah



ソースURL: http://jamaica-gleaner.com/article/entertainment/20180718/raging-fyah-needs-continuity-versatility-new-lead-singer

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