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ジャマイカで活躍する4人の日本人女性にスポットライトを当てたドキュメンタリー
2018年9月14日 ソース: jamaicaobserver.com
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ジャマイカのモットーは“One of many, one people(多数から、1つの人民に)”は正にその言葉通りである。この国の豊かな民族性を見ればそれが明らかだ。事実、どのダンスに足を運んでも必ずと言っていいほど目にするのは、幅を利かせている男性のダンサーたちと派手なドレスに身を包み、ダン神宮寺ナオス・フロアを引き立てているアジア人女性の集団だ。ジャマイカ社会においてアジア人は受け入れられているものの、エンターテインメントの世界においてはしばしば批判を受けているのが現実だ。ジャーナリストのKaneal Gayleが制作したドキュメンタリー、「Dancehall's Asian Ambassadors」ではこの世界で活動する4人の日本人女性が本音を語っている。

その4人とはセレクターでありプロデューサーのBad Gyal Marie、ディージェイのRankin Pumpkin、ダンサーのKiss Kiss、ディスクジョッキーのYumiko 'Yumi' Gabeだ。
「文化の私物化についての議論は尽きない。だから私はたちにインタビューをし、彼女たちが私たちの文化をどれほど愛しているか、この問題についてどう考えているかを視聴者に見せたかった。例えばBad Gyal Marieは夫と一緒にNortrious Internationalサウンドシステムとして活動しているし、Rankinはディージェイのみならず日本でジャマイカの商品を販売している。YumiとKiss Kissはジャマイカ文化に興味を持ちこの国に訪れてみたい日本人のためにエアービアンドビーサービスを提供している。彼女たちに彼女たち自身の話をしてもらいたかった」とGayleはジャマイカ・オブザーヴァー紙に語った。

このドキュメンタリーは9月19日、カナダで行われるCaribbean Tales International Film Festivalで、また9月22、23日とトリニダード・トバゴで上映される。このドキュメンタリーは8月にBusiness Access TVで放送されたが、国際的なスクリーン用に少し変更があったとGayleは言う。ジャマイカでは翌年の上映を彼は願っている。

「Dancehall's Asian Ambassadors」の撮影は昨年の3月に始まり、1年弱で撮り終えた。

この作品はGayle自身が監督とプロデュースを行い、キングストン、ポートモア、セント・キャサリンで撮影された。このドキュメンタリーはGayleが週末のビジネス・リポート・ショーを担当するBusiness Access TVの協力を得て、自らの資金を使い作られた。

「私はジャーナリストとして興味深い話をするのが好きだ。そして人々に発言をさせ、歴史をドキュメントすることが我々の役割だと信じている。このドキュメンタリーはその1つの例だ。他にも出演すべきだった女性もいるとは思うが、今回出演してくれた彼女たちが日本人女性が我々の社会の中で何をしているかを十分に説明してくれた」と彼は話す。

このドキュメンタリーを撮るきっかけとなったのは2013年、CVMで働いていた当時のGayleが制作したショート・フィルムだった。彼は今回の作品が人々の目を開いてくれることを願っている。

「私はこのドキュメンタリーでジャマイカの音楽と文化にどれほどの力があるのかを人々に知ってもらいたい。外国の人々にもとっつきやすく、彼らが自分たちの国を離れこの国で暮らし、我々の一員となりその一部となるところを」と彼は話す。

Gayleは2008年よりジャーナリストとして活動を始め、現在までにPress Association of Jamaicaより4つの賞を受賞している。彼はまたテレビ番組制作と脚本でJamaica Broilers Awardを受賞した経験も持つ。



ソースURL: http://www.jamaicaobserver.com/entertainment/spotlight-on-asian-dancehall-queens-_143463?profile=1116

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