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トロージャン・レコーズ(Trojan Records)の歴史に迫るドキュメンタリー
2018年9月17日 ソース: 301-joweb.newscyclecloud.com
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ニコラス・ジャック・デイヴィス(Nicholas Jack Davies)監督による伝説的なイギリスのレゲエ・カンパニー、トロージャン・レコーズ(Trojan Records)を題材にした86分のドキュメンタリー、「Rudeboy: THe Story Of Trojan Records」が10月12日、London Film Festivalでプレミア公開される。

London Film Festivalのプレス・リリースによると「Rudeboy: THe Story Of Trojan Records」は音楽以上の内容だという。この映画ではロックステディとレゲエがイギリスのラジオで重要視されていなかった1960年代と1970年代にジャマイカの音楽を大衆に広めたトロージャンの功績を称える。
「我々が今生きる多様性に富んだ文化を形成したのは当時のダンスフロアだった」とイギリスのパンクとレゲエに精通するドン・レッツ(Don Letts)がこのドキュメンタリーの出だしに語っている。

この映画はトロージャンの50周年を祝って1年がかりで行われるセレブレーションの1つだ。書籍とアルバムがその企画の一環としてすでにリリースされている。

トロージャンは1950年初頭にイギリスへの移住したジャマイカ人会計士、Lee Gopthalによって1967年に設立された。このレーベルはデスモンド・デッカー・アンド・ザ・エイシズ(Desmond Dekker And The Aces)の‘(007) Shantytown’、‘Israelites’や1960年代後半にはジミー・クリフ(Jimmy Cliff)、ダンディ・リヴィングストン(Dandy Livingstone)、トニー・トライブ(Tony Tribe)のヒット曲をイギリスの白人に紹介するのに一役買った。

1970年に突入する頃イギリスでGopthalが始めたこの独立ベンチャー企業に匹敵したのは1度トロージャンの親会社にもなったことのあるアイランド・レコーズ(Island Records)のみだった。トロージャンはジョン・ホルト(John Holt)などのジャマイカのメジャー・アーティストの音楽の配給を始め、ホルトのアルバム、「1000 Volts」は大人気を博し、更にはケン・ブース(Ken Boothe)の「Everything I Own」をプッシュし、このアルバムは1974年のイギリス国内チャートで第1位に輝いた。

ボリューム感のあるコンピレーション・アルバムはイギリス全土で人気となったが、マネージメントが失敗し1970年代中頃にトロージャンは倒産してしまった。その後はSaga Records、Sanctuary Records Groupに買収され、現在はドイツの企業、BMGが所有している。

Gopthalは音楽ビジネスの第一線を遠のき、1997年、58歳で死去した。

デイヴィスにより、「Rudeboy: THe Story Of Trojan Records」は制作された。彼はPJ Harvey、Coldplay、Mumford & Sonsなどの一流イギリス人アーティストたちのヴィジュアル・ワークで知られている。

彼はMumford & Sonsの2013年に行われたアメリカ・ツアーに密着したドキュメンタリー、「The Road To Red Rocks」を監督している。この映画は2014年のグラミー賞でBest Music Film部門にノミネートされた。



ソースURL: http://301-joweb.newscyclecloud.com/entertainment/trojan-records-filmready_143915?profile=1116

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