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ピーター・トッシュ(Peter Tosh)の'Don't Blame The Youth’に込められた思いとは
2018年10月10日
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ピーター・トッシュ(Peter Tosh)はジャマイカの学校で黒人を中心としたテーマの教育が少ないことに腹を立てていたという。うんざりした彼は独立した1つの国家であるにも関わらず、西洋の文化に支配されたジャマイカの教育システムを嘆いた挑戦的な曲を書いた。

You teach the youth about Christopher Colombus and you said he was a very great man
ユーツたちにコロンブスは英雄だと教える
You teach the youth Marco Polo and you said he was a very great man
ユーツたちにマルコ・ポーロは英雄だと教える
You teach the youth about the Pirate Hawkins and you said he was a very great man
ユーツたちに海賊ホーキンスは英雄だと教える
You teach the youth about the Pirate Morgan and you said he was a very great man
ユーツたちに海賊モーガンは英雄だと教える

- Don't Blame The Youth
トッシュはジャマイカのユーツたちを失うことを危惧していたと当時のマネージャー、コープランド・フォーブス(Copeland Forbes)は語っている。トッシュの遺志を受け継ぎ、フォーブスとPeter Tosh Music Festivalのプロモーターたちは来月行われるショーに若手を出演させるためにアプローチをかけているという。

「我々の役目はギャップを埋めること。多くの若者たちはパイオニアたちのことについてよく知らない。若いアーティストをラインナップに加えることは重要だ」とフォーブスはジャマイカ・オブザーヴァー紙のインタビューに答えている。

ジェシー・ロイヤル(Jesse Royal)、エージェント・サスコ(Agent Sasco)、Jahbar Iら現在活躍するアーティストが今月20日にキングストンのPeter Tosh Museumで行われるこのイベントに出演することが決まっている。

フォーブスは昨年開催したこのイベントでのジェシー・ロイヤルのパフォーマンスに衝撃を受けたという。彼はファンでもあまり耳にしたことのないトッシュの曲を歌ったのだ。

「彼は‘No Nuclear War’と‘Lessons In My Life’を歌ったのだが、なんとスタンディング・オベーションが起こった。彼は前もってショーで歌う曲のリストを送ってきたのだが、私はなぜこの曲を選んだのか尋ねた。そうすると彼はこれらの曲に長い間感銘を受けていたというのだ」とフォーブスは語る。

このショーは3年連続Peter Tosh Museumで開催されている。昨年はトッシュのバック・バンドを務めていたワード・サウンド・アンド・パワー(Word, Sound And Power)がこのイベントに出演したアーティストのバックを務めた。

トッシュは1987年9月、セント・アンドリューの自宅で殺害された。享年42歳だった。

809バンドが今年のPeter Tosh Music Festivalのバック・バンドを務めることになっている。このバンドのメンバーはサックス奏者のディーン・フレイザー(Dean Frazer)、キーボーディストのロビー・リン(Robbie Lynn)、ベーシストのマイケル・フレッチャー(Michael Fletcher)、トッシュとレコーディングとツアーを共にした経験のあるギタリストのリーバート‘ギビー’モリソン(Leebert 'Gibby' Morrison)らだ。


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