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| 兄のために…トレヴァー・キャステル(Trevor Castell)の思いとは | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2019年1月30日 ソース: 301-joweb.newscyclecloud.com 関連: ジャマイカ、オールディーズ60's-70's、アーティスト一般 |
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| 1970年代にウォーターハウスが輩出したシンガーの中でもっとの謎めいているのはラクスレイ・キャステル(Lacksley Castell)だろう。ウォーターハウス特有のサウンド確立の担い手の1人であった彼ではあるが、ヒュー・マンデル(Hugh Mundell)、マイケル・ローズ(Michael Rose)、ドン・カルロス(Don Carlos)に比べて認知度は低い。
マンデル同様、彼の約束されたキャリアは1983年に死という形で絶たれてしまった。 キャステルを尊敬して止まなかった1人に彼の弟であるトレヴァー・キャステル(Trevor Castell)がいる。フロリダを拠点にアーティストとして活動する彼は、兄の功績を風化させないためFacebookを運営している。先週の土曜日、彼はラクスレイが1982年にヒットさせた‘Princess Lady’のカバーをリリースしている。 |
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| セルフ・プロデュースしたこの曲は今年自身のレーベル、Tキャステル・レコーズ(T-Castell Records)からリリースが期待されるトリビュート・アルバムからの先行シングルである。
「兄、自分自身、家族、ファン、友人のためにこの曲をやりたかった。兄は1度も大きなコンサートやステージでパフォーマンスすることが出来なかった。そして海外を旅行する機会も」とトレヴァー・キャステルは語っている。 ‘Princess Lady’をカバーしたことはごく自然なことだったという。この曲は彼と、24歳の若さで突如生涯を終えたラクスレイのお気に入りの曲だったからだ。 それからトレヴァーは確固たる思いで兄のレガシーを守り続けてきた。彼はラクスレイの曲の使用権の管理から、ソーシャル・メディアを使い兄の誕生日や命日を知らせる投稿を行い続けてきた。 「兄はシンガーとして、自分にとって最も影響を与え、やる気を起こさせてくれた。スタート地点は今でも覚えている。ウォーターハウスからデュハニー・パークへと引っ越した時のことだった。週末はいつもウォーターハウス・ドライブにあったミセス・モリス(Mrs Morris)の店で行われていたセッションに参加しお互いに切磋琢磨していた」と彼は当時を振り返る。 ラクスレイは5人兄弟の3男としてウォーターハウスのディリストン・アヴェニューで育った。マンデル同様、ダブ・マスターであるオーガスタス・パブロ(Augustus Pablo)にその才能を見初めらられた。伝説的エンジニア兼プロデューサーであるオズボーン‘キング・タビー’ラドック(Osbourne 'King Tubby' Ruddock)と仲が良かったパブロはこのエリアに精通していた。 ラクスレイが初期に録音した‘Children Of The Israelites’はパブロがプロデュースしたものだ。同じくウォーターハウス出身のマンデルもパブロの手によって才能が開花した。当時、このコミュニティはウェイリング・ソウルズ(Wailing Souls)やブラック・ユフル(Black Uhuru)、ドン・カルロス(Don Carlos)などのルーツ・アーティストを次々と輩出した。 ラクスレイは主にウォーターハウスを拠点としたレーベル、ニガス・ルーツ(Negus Roots)で主に録音し、‘Princess Lady’や‘Morning Glory’など彼を代表するを世に送り出した。 またディーン・フレイザー(Dean Frazer)、シュガー・マイノット(Sugar Minott)、ニール‘マッド・プロフェッサー’フレイザー(Neil 'Mad Professor' Frazer)などとも活動を共にしている。ラクスレイはマンデルがキングストンで殺害された1ヶ月後の1983年11月に他界している。 「兄は良いシンガーになるために邁進し続けたが病魔に侵されてしまった。兄の目と顔色はそれは胃のウイルスによって1日ごとで変化した」とトレヴァーは語る。 トレヴァー・キャステルは1980年代早期にプロデューサーのバニー・リー(Bunny Lee)のもとでキャリアをスタートさせた。彼は同時期にアメリカへと移住している。 ラクスレイに向けたトリビュート・アルバムを制作中のトレヴァーにはもう1つ優先的に行っていることがあるという。ウェスト・キングストンのMay Pen Cemeteryにある彼の兄の墓には墓石がない。それが彼には気がかりのようだ。 「これはやらなければならないことの1つだ。最大限の努力をして兄のためにどうにかしたい」と彼は言う。 ↓Lacksley Castellのデジタル配信でのリリースは下記のリンクより↓ https://www.reggaerecord.com/download/jp/item_list.php?artist=Lacksley+Castell |
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ソースURL: http://301-joweb.newscyclecloud.com/entertainment/castell-does-ode-to-brother_155141?profile=1116 
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