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映画『カリプソ・ローズ』2021年春、日本初公開決定!
2020年12月18日
関連: 日本、その他の地域、その他のジャンル、アーティスト一般
人々に幸せを届けるために歌い続け、世界を飛び回る現役80歳カリプソ歌手“カリプソ・ローズ” の強く生きる彼女の人生を描いたドキュメンタリー映画『カリプソ・ローズ』が、2021年4月23日(土)よりアップリンクにて日本初公開決定!
<作品紹介>
2019年4月。世界でもっとも有名な野外フェス、コーチェラのステージに79歳で立った女性がいる。カリプソ・ローズ。半世紀以上もカリプソの女王として君臨し、西インド諸島の人々に深く愛されているシンガーだ。2011年に公開された『カリプソ・ローズ 孤高の女王(仮)』は彼女の魂と音楽の軌跡を追ったドキュメンタリー。1940年にトバゴ島に生まれたローズは、15才からギターを片手に作詞作曲をはじめ、800曲以上も作った天才である。パリ、トリニダード&トバゴ、ニューヨーク、西アフリカのベナン共和国。音楽の旅を続ける彼女を追いながら、牧師の娘として生まれながらカリプソ・アーティストを志し、男性中心の音楽業界で名を上げるまでの苦労、歌詞に込める思い、そして結婚をしていない理由など、めったに語られなかった女王の秘密がつまびらかになっていく。ローズ個人の人生をひも解くうちに、トリニダード&トバゴが生んだカリプソとソカの背景、カーニバル文化の重要性や、アメリカやイギリスに移民するアフロ・カリビアンたちの生き方までも理解できる作りになっている。ナビゲート役はローズ本人。カリプソの大御所マイティ・スパロウや、ローズの開拓した道を歩む人気シンガー、デストラ、カリブ海の名門大学、西インド諸島大学の教授やスティール・パンの研究者、文化省大臣などがコメントを寄せて奥行きをもたせる。歴史に触れながら、スクリーンいっぱいに広がるカリブ海と街の色彩と、カリプソやレゲエ、スティール・パンの音色が旅情をそそる。カリプソ・ローズの魂のドキュメンタリーである本作は、カリブの文化や音楽に魅かれる人なら必ず見たい重要作だ。 池城美菜子 音楽ジャーナリスト/翻訳家

『カリプソ・ローズ』

・ 監督・脚本:パスカル・オボロ
・ プロデューサー:ジャン・ミッシェル・ジベ、フィリップ・ジヴァス
・ 音楽ディレクター:ティエリー・プラネル
・ キャスト:カリプソ・ローズ、マイティ・スパロー、キム・ジョンソン、ウィンストン“ジプシー”ピーターズ、
・ ダーボ・ウノン、デストラ・ガルシア、フェイアン・ライオンズ、デニーズ・プラマー
配給:LIME records PR:KONTACTO EAST, LTD. ⒸMaturity Music / Dynamo Productions / T TFC
(2011年 / トリニダード・トバゴ、フランス/ 英語 /カラー /85分 /16:9 / 原題LIONESS OF THE JUNGLE)

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